Atumu Itou Graphics Exposition
2001・4・23-4・28 終了しました。ご来場、ありがとうございました。




      伊藤聚展




         












   伊藤聚(1935-99)は、多くの言葉による詩作品を 遺しただけでなく、言葉によらない作品も数多く創り ました。言葉による作品が『伊藤聚詩集成』2001年 4月刊・書肆山田・46判608頁(予価7500円)にま とめられるのを機に、今回、その膨大な美術作品を も皆様に御覧にいれたいと思います。ドローイング、 コラージュ、オブジェ、絵画と言葉によるオリジナル 詩集などが出展され、伊藤聚の美術作品のインタラク ティヴ・アニメーション・CG(制作=春口巖・協力… 鈴木志郎康)も御覧になれます。あらゆる表現の野に 別け入る〈伊藤聚表出〉をおたのしみ下さい。










・
喉が泡だらけでも足うらに噴射を指令しなければ
筒状だったのはせめてもの慰めだが
星の名前が彫っであったかどうか


・
青空がアイスキューブ状に分離し まぶしい
その一片を喉に流しこむことができそうだ
凍った言葉がとけて流れだすかもしれない


・
いつまでも遠く 星が星を産みあって光が凝固していくところ
いつでも途中のどこか闇のきらめきをひと駒だけ挿入する

(『公会堂の階段に坐って』「言いそこない」より抜粋)





伊藤聚さんのグラフィックスを素材にした「インタラクティブCG」
伊藤聚 コラージュとスケッチブック







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