食道の病気
食道の病気としては、食道がん、食道粘膜下腫瘍、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、食道アカラジア、食道静脈瘤、などがあり、それぞれの疾患ついて当科では消化器内科とも連携して治療を担当していますが、食道の病気のなかでは主に当科が治療を担当している食道がんについて、当科の治療方法の特徴を紹介します。 食道がん
食道は、咽頭(のど)と胃をつなぐ管状の臓器で、主に胸部(後縦隔)に存在します。この食道に発生した悪性腫瘍が食道がんです。
症状は、早期の段階では無症状ですが、進行に伴って、つかえ感、嚥下困難、胸背部痛、さ声(声のかすれ)、体重減少、などが出現してきます。
診断は、食道造影、食道内視鏡にて確定診断ができ、その他、進行度(がんの広がり)を診断するために、CT、超音波、超音波内視鏡、などの検査を行います。
治療は、がんの進行度によって決定します。非常に早期の食道がんに対しては、内視鏡的粘膜切除(EMR)を行います。ただ、食道がんは発見された時には進行している場合が多く、その場合は手術を主体とした治療になります。また、手術後に根治性を高める目的で、補助放射線化学療法も行っております。がんの進行度が大きく根治手術が行えない場合は、放射線化学療法を行います。また、食道がんの進行により食事の摂取が困難な場合には、食道内挿管法(人工食道の挿入)を行います。食道がんは治療の難しいがんの1つですが、当科では、がんの進行度や全身状態などを考慮した上で、最適と思われる治療法を決定し、十分な説明を行い同意を得て(インフォームド・コンセント)治療を行っており、良好な成績を上げております。
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