5.2、補足11.11  

ますび工房見学2・どんぐりCGのできるまで

今回は、「ね〜ね〜」で連載中の、「どんぐりがくえん」のCGの描き方を説明します。
これは、わざと解像度の低い線画を作っといて、印刷用の360dpiに上げてから色を塗る、
という変則的な描き方をしています。いわゆる「ふつ〜」の描き方編は、また今度ね。

(Photoshop4.0J使用)

1.スキャナ *解像度144dpi・グレースケール
 ケント紙にマーカーで描いた絵をスキャンします。あとで直せるからい〜や、と思って、実はテキトーに描いてます。左右対象の絵は、こんなかんじで半分しかペン入れしてません。な、テキトーじゃろ。
 グレースケール、解像度は144でスキャンし、明るさ・コントラストの補正をしてから、解像度を72に落とします。最初から72でスキャンするよりもこの方が線のガタつきが目立たないです。

2.二階調化 *解像度72dpi・グレースケール
 階調を白と黒だけの二階調にします。かなり強めで、太い線にします。

3.線をきれいにする *解像度72dpi・グレースケール
 線がじゃぎじゃぎがたがたとばっちくなるので、鉛筆ツールの一番細いのを使い、手作業で直していきます。この時、オプションで「自動消去」をチェックしとくと便利。めんたまは、太めの鉛筆でヤっといっぱつ描き。

4.左右がったい *解像度72dpi・グレースケール
 コピーしてレイヤーにペースト、レイヤー上で左右反転させます。これでまるごとゆんたんにいちゃんが出来ました。
当然ながら、2本できちゃったしっぽはカットします。

5.ダスト&スクラッチ *解像度72dpi・グレースケール
 目と口を選択して反転し、つまり「顔以外」に、フィルタの「ダスト&スクラッチ」をかけます。少しインクだまりみたいなのができるんですが、顔にもかけると表情が変わっちゃうから、のけとくわけです。
ここで気にいらない「たまり」ができた場合には、またテキトーに修正します。

6.色塗り *解像度360dpi・RBG
 いきなり解像度を上げます(注:この絵は72のまま)。変える時には、バイキュービック法ってのじゃなくて、ニアレストレイバー法ってのを選ばないともやもや〜んのぽけぽけになるので注意。360は72のちょうど倍数なので、1ドットがそのまま5ドットの「かたまり」になって、線がくずれません。ここで200くらいにしといて一番最後に360に上げると軽くてラクなんですが、結局ニアレストなんちゃらで上げないとイカンので、色のグラデーションとかがばっちくなっちゃうからね。
 印刷用のCMYKモードにすると、ちょびっち重くなるので、とりあえずRBGにしときます。
 バケツツールで、ざっと色を流し込みます。

7.顔 *解像度360dpi・RBG
 口の位置が上すぎたんで、下げます。
 顔を選択して、エアブラシで頭の「こげたとこ」を茶色に、「耳んなか」をピンクに、「あご」を白に塗ります。
 ここでレイヤーを作り、鉛筆ツールで、中央と向かって左の「しま」を描きます。今度はレイヤーのなんにも描いてないとこを選択・反転させて、エアブラシでしまの上の方をこがします。そのまんまコピーして、さっきの手順で反転させたものを作るわけです。
中央のしまが位置の目安になります。レイヤーを結合。

8.手としっぽ *解像度360dpi・RBG
 手を選択して、エアブラシ、鉛筆の順で塗っていきます。こういう左右対象のポーズの時は、選択したまま、塗り上がったらまたさっきのアレで反転させて、もう一方の手に貼っちゃって、レイヤーを結合。
 レイヤーがいっぱいになると、重くなるわ、モニタが手狭になるわでいいことないので、わたしはも〜できるそばから結合していきます。あとで後悔することも多いですが。
 しっぽを選択、エアブラシと鉛筆塗り塗り。

9.めんたま *解像度360dpi・RBG
 めんたまを選択してエアブラシで光を入れ、そのまんまコピー&ペーストして、もう一方のめんたまも光らせます。だって、一個一個やってるとビミョ〜にずれるしい。あ、レイヤーできた。結合(4.0Jだと人に断わりもなくレイヤーができちゃうの。初めて知った時には、腹が立った。というか、まだ使い方がわかんなかったんで、泣きそうになった)。

10.ムード処理(?) *解像度360dpi・RBG〜CMYK
 背景に手を入れます。ここでがんばんないと、解像度360に上げた意味が まったくない絵になってしまうので、細かくいっしょうけんめい描きます。今回はなんも背景がないんで、おはなをぺたぺたしてみました。
 好きな位置にいっぱいのっけといてから、おはなだけを一枚のレイヤーに合成しといて、背景の黄色い部分を選択・反転、そんでおはなのレイヤーのいらんとこカットしちゃうと話が早いです。おはなレイヤーの透明度をちょっと下げてから、画像の統合。
 最後に、モードをCMYKに代えてから色味をチェックして、できあがりです。

11.補足  

 最近は1〜3の手順を、もちっと簡略化してます。
 下描きの状態でスキャナ、その上にレイヤーを重ねて、黒のぶっとい鉛筆ツールで「シフトを押しながら」(注:MAC)ぐいぐい線描いてます。72dpiで直径5pxelsくらいかなあ。毎回テキトーなんじゃが。
 背景なんかは、最初からこの方法だったんですが、人物もこれに慣れちゃうと大分速いです。4以降は同じ手順。
 それから色のモードですが、RBGを後でCMYKに変換すると、なんだか青っぽくなっちゃうようなので、初めからCMYKで描くようにしてます。

99.11


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