2004.9
2004年9月
◯84/9の手帳から ジャンジャンで矢野顕子さんのコンサート、スバル座で寺山修司さんの映画「さらば箱舟」、時代ですね。
◯94/9の手帳から 最後の「超」分厚い書籍版辞書の校正、大詰め。赤ちゃんを会社に連れてきている女性スタッフもいました。
「どこで何を買って読んだか−−3月から5月」(2004/9/8)
ちょっと前までは、同時代の新しいものを追いかけていた気がするが、気がつくとどんどん、いわゆる新刊文芸書を読まなくなってきている。話題になっている本は数あるが、その話題になり方が何かピンと来ない。3月から5月に読んだ本を並べてみると、いわゆる新刊はジュリー・オーツカさん、マイケル・カニンガムさん、ドン・デリーロさんの原書ということになるが(いずれも翻訳がすでに出ている)、戦争中の合州国における日系人収容を描いたオーツカさんの小説が、戦後に収容所から出てきた日系人達の味わった違和感、孤立感まで描いていたことを除くと、ああ、読んでよかったと言えるほどのものはなかった。ダンテさん、ドストエフスキーさん、埴谷さん、夢野久作さんらの古典、近過去の植草さん、池波さん、山田風太郎さん、色川さん、いつの間にか70を越えてしまった小林さんらの著作を読みながら、だんだん世間との接点が見つからない、頑固爺さんになっていくのかと自分で思う。
3月
Julie Otsuka "When the Emperor Was Devine" (Penguin Books) 神保町・三省堂書店
小林信彦『袋小路の休日』(中公文庫)長野市・臥龍書院(ネット古書)・1000円
J.R.R. Tolkien "The Hobbit or There and Back Again" (Unwin Paperbacks) 大昔より所有
『植草甚一読本』(晶文社)江東区立図書館
Michael Cunningham "The Hours" (Fourth Estate) Amazon.co.jp
洲之内徹『芸術随想 おいてけぼり』(世界文化社)江東区立図書館
Don Delillo "Cosmopolis" (Picador) 日本橋・丸善
瀬戸俊一編『植草甚一コラージュ日記 1』(平凡社)神保町・日本特価書籍
4月
岡崎京子『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』(平凡社)神保町・岩波ブックセンター
瀬戸俊一編『植草甚一コラージュ日記 2』(平凡社)神保町・日本特価書籍
野上素一(訳著)『ダンテ神曲物語』(現代教養文庫)家人の蔵書
永井豪『ダンテ神曲 下』(講談社漫画文庫)bk1
『夢野久作全集5』(ちくま文庫)神保町・岩波ブックセンター
山田風太郎『戦中派不戦日記』(講談社文庫)Amazon.co.jp
関川夏央『戦中派天才老人・山田風太郎』(ちくま文庫)Amazon.co.jp
夢野久作『少女地獄』(角川文庫)神保町・すずらん堂
内田魯庵『社会百面相(下)』(岩波文庫)Amazon.co.jp
『文藝別冊 田中小実昌』(河出書房新社)神保町・日本特価書籍
ぱくきょんみ『そのコ』(書肆山田)版元から購入
田中小実昌『世界酔いどれ紀行 ふらふら』(光文社知恵の森文庫)Amazon.co.jp
白川静『常用字解』(平凡社)bk1
5月
埴谷雄高『幻視のなかの政治』(未来社)大昔より所有。再読
小熊英二・上野陽子『〈癒し〉のナショナリズム』(慶應義塾大学出版会)神保町・岩波ブックセンター
柄谷行人『倫理21』(平凡社)以前より所有。再読
色川武大『私の旧約聖書』(中公文庫)神保町・岩波ブックセンター
鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二『戦争が遺したもの』(新曜社)江東区立図書館
池波正太郎『鬼平犯科帳(一)』(文春文庫)地元の玉善書店
ドストエフスキー『悪霊(上)』(新潮文庫)神保町・岩波ブックセンター
池波正太郎『鬼平犯科帳(二)』(文春文庫)神保町・荒井南海堂
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